この事業を絶対成功させたいと心底思っているか
技術系社長の場合、自分の技術を世に出したいという気持ちは大変強いが、
事業として絶対成功させたいという思いが実はそこまで強くないことが比較的多い
ほとんどの場合、こういうふうに指摘されると反発されるが、
技術指向の本音が言動の端々から伝わってくる
日本のエンジニアは、事業としての成功よりも技術面での達成感を重視する多い
事業を成功させたいと思ってはいるものの、内心では自信がなく、
事業トップとしてのリーダーシップが不足する。
自分だけの思いに終わる
苦労して数億円の出資を得た結果、社長が出資者の意向を過剰に尊重、重視するようになる
出資者の意向はもちろん重要ではあるが、あくまで株式売却益を得ることが目的
社長は会社側として、事業成功上必要だと信じることを強く主張し、多くの場合、
株主とも激論を交わす必要がある
ある程度資金調達が進み、人も増えてくると、「社長は直接動かず部下に任せておけばよい。
社長は組織の上に立つものだ」といった間違ったイメージを持ち、自ら動かなくなってしまう
自身がエンジニアであり技術に自信がある場合は、「自分は本当にベンチャーをやりたいのか」、
「技術の追求ではなく事業を成功させることがすべてだと本当に思えるのか、
それに心底納得できるのか」、創業前に深く考えてみること。
それでも、どうしても事業をやりたいと思うのであれば、その決意を文書にしてしばしば見返すこと
明快な成功イメージを持ち、全社員に説得し理解してもらうプロセスを通して、
自分の気持ちをさらに強化すること
ベンチャーを成功させるには社長が陣頭指揮をし、反対者を説得し、
やってみせ言ってきかせることが必要で、何としてもやり遂げてみせると思うこと。
自然な気持ちが大前提
事業を絶対成功させたいと思う経営幹部を早く確保し、お互い刺激しあうこと
会社の執行側と主要株主の考える方向性を合せ、効果的に支援を得つつ、
進めるのが自分の責任だと考え、その醍醐味を味わうこと
どこまで自分を変えることができるか、成長させることができるかがベンチャー社長としての勝負だと思うこと
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